こんにちは!うめです!!
今回は、2022年10月スタートのアニメで話題の
『後宮の烏』の原作、
白川紺子先生の作品『後宮の烏』、『下鴨アンティーク』、『契約結婚はじめました。』
を紹介します。
すべてシリーズ終了していますので、思う存分読み進められます!
私は白川先生の作品が大好きで、
アニメ化でより多くの人に白川先生の作品を読んでもらえたらうれしいです。
白川先生の作品ってどんなジャンル?
今回紹介する3つのシリーズはすべて、
集英社のオレンジ文庫から出版されています。
オレンジ文庫はライト文芸というジャンルになり、
オレンジ文庫編集長の手賀さんは
”ライト文芸の定義とは「登場人物が魅力的であること」。漫画の世界では「キャラが立つ」などつまりライト文芸とは別に新しいジャンルではなく、これまで漫画やライトノベルが当たり前にやってきたこと、そして意識されていないだけで文芸作品のなかでも「おもしろさ」の中核を担ってきたものを、別の言葉でくくりなおしただけだと解釈しています。”
創刊にあたって – 集英社 オレンジ文庫 (shueisha.co.jp)
とおっしゃっております。
流行りのライトノベルと似た、読みやすさがあります。
白川先生の作品も、ファンタジーの要素、
主人公が難題に直面して成長する要素、
恋愛、人間関係…が描かれています。
今回アニメ化された『後宮の烏』と『下鴨アンティーク』は
ファンタジー要素が強い作品になっています。
『後宮の烏』ってどんな話?
『後宮の烏』はタイトル通り後宮に住む
烏妃(うひ)と呼ばれる、少女のお話です。
烏妃は不思議な術を使用し、後宮内の悩みを
対価をもらい解決をしていました。
烏妃とは、夜伽をすることなく妃と呼ばれながらも、
ほかの妃とは一線を画した存在です。
そんな誰ともなじまなかった妃が、
皇帝が烏妃を訪ねたことにより、すこしずつ変化が起きます。
なぜ烏妃が存在しているのか、後宮の謎、国の謎にも迫っていきます。
オレンジ文庫の作品には、美しい表紙が描かれることが多いのですが、
『後宮の烏』はひと際美しい表紙になっています。
カバーイラストは香魚子さんで、
今回のアニメでも原案として、
表紙で描かれていた、
イメージ通りのキャラクターデザインになっています。
烏妃である少女の背負った過去と、呪縛、
皇帝のやさしさと葛藤
後宮内で起きるさまざまな残酷な事件などを解決しながら
キャラクターが成長していきます。
私は、宦官の温螢(おんけい)が好きですね。
真面目で、美しく、烏妃に対する信頼と忠誠心が素敵です。
|
書籍 シリーズ別 後宮の烏 – 集英社 オレンジ文庫 (shueisha.co.jp)
『下鴨アンティーク』ってどんな話?
『下鴨アンティーク』は京都が舞台で、
高校生の鹿乃が、祖母から受け継いだ、
不思議なことがおきる、”いわくつき”のアンティークの着物を
解決しながら、管理する話です。
それぞれ、いわくつきといわれるようになるには、
理由があり、それを祖母はさまざまな人からもらい受け、
解決して、保管していたのです。
祖母亡き今、鹿乃はさまざまな人と関わりながら、成長していきます。
兄の良鷹、下宿人の慶の関係の変化もとても魅力的です。
能や狂言、歌舞伎、古典作品など様々な題材の着物が出てくるので、
それらに詳しい人はよりこの作品を楽しめるのではないかと
思います。
この作品も表紙がかわいらしく、カラフルで、
8巻すべて並べておきたくなります。
そして京都が舞台ということで、聖地巡礼したくなります。
私は、この作品から着物に興味を持ち始めました。
書籍 シリーズ別 下鴨アンティーク – 集英社 オレンジ文庫 (shueisha.co.jp)
|
『契約結婚はじめました。』ってどんな話?
『契約結婚はじめました。』はタイトル通り、
二人の男女がある日急に契約結婚をするお話です。
椿屋敷と呼ばれる家に住む柊一と香澄は
この秘密を誰にも知られることなく、
少々ぎこちなく契約結婚をして一緒に暮らしていました。
地域の相談役となっている柊一に持ち込まれるさまざまな相談を
解決しながら、二人は距離を縮めていきます。
なぜ二人が急に契約結婚することになったのか、
じれったくも、優しい二人に癒されながら、
椿屋敷と呼ばれるだけあり、さまざまな椿に触れながら、
作品を楽しめます。
この作品は珍しく、
椿屋敷自身の視点…
つまり「家」がストーリーテラーとなっています。
最初は少々戸惑いますが、
家だからこそ知る、
キャラクターの表情なども描かれます。
地域の人との関わりや、
もちろん椿について、
なによりも、少しずつ進展していく、
柊一と香澄の関係、
スピンオフも楽しむことができる魅力的なキャラクター達です。
私は出てきた椿を毎回ネットで調べながら、
読み進めていました。
椿にはたくさんの種類が存在し、
それを知るのも楽しいです。
書籍 シリーズ別 契約結婚はじめました。 – 集英社 オレンジ文庫 (shueisha.co.jp)
|
白川先生の作品はファンタジー要素あふれ、
とてもキャラクターが魅力的です。
最後に
白川先生の作品は、
比較的普段本を読まない人にも、
読みやすい内容となっているのではないかと思います。
アニメ『後宮の烏』から興味を持ったそこのあなた!!
一度白川先生の作品を手にとってみてはいかかでしょうか!!
ではまた!
コメントを残す